prologue:

不動明の独白

魑魅と魍魎は、
いつも人間のあいだに
うずくまっている。

私がそれに気がついたのは
だいぶ幼い頃だった。

正義を振りかざすひとの顔のほうが怖かった。
毒をもつ花のほうが美しく見えた。
善と悪の境を決めたのは
いったい誰なんだろう。

人はなぜ人を殺してはいけないのか。

誰かが何かで言っていた。
殺してご覧なさい。あなたが誰かに殺されるから。

私にはそれが答えには思えなかった。
それはただの言葉遊びにしか思えなかった。

闇にひかれるのは
私だけなのか。

光はいつも私には眩しすぎる。

NURO DEVILMAN 作:高崎卓馬 デビルマン 原作:永井豪

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